小道具

宝石を購入する場合、価格もそうですが本物であるか偽物であるかが心配となります。それを見分ける方法をお話しましょう。

インクルージョンを見る

小道具1

宝石と言うのは大地から掘り出される「天然鉱物」です。河原に転がっている石の模様や大きさや形がそれぞれ全部違っているのと同じように、まったく同じ宝石というのはこの世に二つとあるはずがありません。

大地から拾い集めたものを、人間が切り刻んで、同じ形に揃える加工を施してはありますが、石の「模様」や「内包物」まで全く同じであるということは、その石が「天然石」である限り、まずあり得ないことです。

そこで、このことを利用してすぐにニセモノと本物を見分ける小道具があります。

小道具2

それは「虫眼鏡」「ルーペ」などの拡大鏡です。

こちらは大変コンパクトなものですから、宝石を買いたいと思って買い物や旅行に出かけるときは、あらかじめルーペや虫眼鏡を持って出かけ、気になる品物を見つけた時にさっと取り出し、明るい場所で石の中を覗いて見るのです。倍率はそれほど大きなものでなくても、石の中の様子を観察することは充分に可能です。

天然石の中には必ず「インクルージョン」と呼ばれる、内包物が見えるはずです。

同じ形、同じ種類の宝石を2、3個立て続けで見てみると、それらの中に含まれるインクルージョンの形や状態は全て違っていることが分かるでしょう。

インクルージョンは時には石の美しさをひきたてる要素、時には「この石、こんな模様がなかったら本当にきれいな石なのに」と思えてしまう余計なもの的な要素もあります。

宝石の価値は大きさはもちろんですが、そのインクルージョンの美しさによっても決定づけられます。

価値の高い宝石には見た目がきれいなインクルージョンが入っているのです。

例えば、宝石四天王の一つ、エメラルドは雲のかかったようなインクルージョンが特徴的な石で、透明な緑に近いものほど価値が高いのですが、他の石に比べてずっとインクルージョンが多いのが特徴です。

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