それでは宝石の値段設定と実際に宝石を購入する場合の値段交渉についてお話しましょう。
宝石類の買い物を躊躇してしまう最大の理由は「値段設定が分からない」ことです。
特に海外での買い物の場合はこのことを恐れる気持ちが行動に歯止めをかけます。。
日本国内の小売店に自分で訪れる場合はかなり妥当な値段を言われるケースが多いですが、パッケージツアーなどで立ち寄る宝石店などの場合は、いくらかのマージンが加算されていて、結構高いと感じることが多いのではと予想します。
しかし、品物の質という点から見れば、このようなお店はそれなりに品質の良いものを揃えている場合が多いので、「安くしてもらえるならば買いたいのだけど……」という心境になってしまうのではないかと思います。
そこで、マージンが加算されていることが想定できる場合で、しかも値段交渉が可能な場合はまず、定価の30%ぐらいの値段から交渉に入ってみてください。
どれだけのマージンをプラスした小売店でも、定価の30%の値段でOKと言って販売してくれる店はないに等しいはずです。
もし、すんなりOKしたら、仕入れ原価は売価の10%以下の値段の粗悪品であることが予想できます。
ここからは店員の様子を見ながらの交渉となりますが、30%の値段での販売をお願いされて、すんなり50%の値段まで値下げしてくれるお店の商品もかなり怪しいです。
販売側は品物の品質がきちんとしたものであれば、定価の70%の値段で販売できればマルと思っています。つまり、売価は最初から3割ほど上乗せにされて掲示されているのです。だから、「30%の値段での販売は難しいが、3割引きにします」などという対応に出るでしょう。
ですが、そこで妥協してはいけません。3割引き、70%の値段で購入しては相手の思うツボなのですから。
話の成り行きで、シブシブ値引きを渋りながらも、最終的には売価の40%〜50%の値段で手に入れることができれば、ある程度よい買い物をしたと思ってよいでしょう。
値段交渉の時の相手の態度は、「品物の本質」を知るための大切な材料になります。